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抜髄(神経をとる処置)とは一般的にはじめての根の治療(初回治療)を意味し、感染根管治療とは一度根の治療を行ったのだけれども、痛みや違和感が続く、もしくは再発した場合に行われる治療で、一般的に一度以上処置の手が入った歯に対する根の治療(再治療)をさしていいます。
この統計が意味するのは、ほとんどやり直しになっているということ。
再治療の成功率はおしなべて低く、また再治療を2〜3度繰り返すと、歯が薄くなってもう治療ができなくなってしまう(抜歯になる)のです。
模式図にすると簡単な歯の神経・血管のスペース(歯髄腔)は、実は大変複雑です。
主たる神経管(根管)が複数あったり、根尖という根の先っちょには根尖孔という神経・血管の出入り口があるのですが、1根管に3.31個の出口があるとも言われています。
これら根管の複雑性が再治療を生み出してしまうのです。
その繰り返しの結果抜歯?
神経をとることが将来の抜歯を予感させる?
本当にそうでしょうか?
初回治療の成功率を限りなく高くし、再治療を打ち止めにするために有効な方法があります。
現代的な根管治療はその成功率をきわめて高くすることに成功しているのです。
再治療の成功率はおしなべて低いのです。
根管治療を成功に導く第一歩は、初回治療の成功です。
抜髄(神経をとる)でスタートする治療をうまく行うことが大切なのです。
当医院では、垂直加圧根管充填法を考案したことで世界的に知られるDr.Schilderのコンセプトを現代的なインスツルメントで実現しています。
従来、デンタルX線画像だけから、歯根ならびにその内部の神経管(根管)の数や走行を正確に把握することは不可能でした。この根管治療専用コーンビームCTはそれをほぼ可能にしました。現代の根管治療では術前のCTデータは不可欠です。
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歯内治療の対象となる根管(歯根の中の神経管)は大変複雑で、肉眼による治療には限界があります。米国の専門医治療では、マイクロスコープの使用が一つの条件です。
Carl Zeiss OPMI PROergo
曲がりくねった複雑な根管を洗浄や薬剤の充填のために拡大するには、ニッケル・チタン製のファイルの使用が、米国の専門医ではほぼ常識となっています。
ニッケル・チタン製のファイル
日本の国民健康保険では、ファイルは洗浄し滅菌し再利用することとなっています(材料費の負担はなし)。刃物である性質上頻回使用では切れ味が落ちます。
根管内の洗浄薬剤と洗浄時間についてはほぼ結論が出ています。もっとも新しい根管洗浄の基準を、もっとも効率的な器具で行います。
根管治療の最終プロセスである根管充填(根管にお薬を詰めること)に、現状もっとも緊密に充填可能と思われる方法(垂直加圧根管充填)を採用しています。
当医院における一回の治療時間は1時間半から2時間。
口を開けたままの長時間にわたる治療は辛いものです。
独自の鎮静法で半眠半覚醒状態になっていただき、治療を行っています。
嘔吐反射などで治療がむつかしい方などにもたいへん楽に治療を受けて頂けますので、お悩みの方は一度ご相談ください。
基本料金で想定される根管(神経管)数は前歯(1)、小臼歯(上顎:2、下顎:1)、大臼歯(3)です。さらに根管が発見、加療された場合、根管加算1となります。
当該歯がすでに加療されている場合、再治療加算1となります。いずれの場合においても、支台(根管治療後の歯の土台)までのセットとなります。
特殊なCTで1歯単位の撮影を行います
15,000円(+税)
前歯
70,000円(+税)
小臼歯
90,000円(+税)
大臼歯
120,000円(+税)
前歯
100,000円(+税)
小臼歯
130,000円(+税)
大臼歯
170,000円(+税)
23,000円(+税)
20,000円〜(+税)
50,000円〜(+税) ※難易度による
20,000円(+税)
歯がほとんどない場合、お薬の貯めの役割をする囲いを接着性レジンにて作ります。